私と夏と草刈り
今週のお題「夏物出し」
お世話になります。
私、茨城県民の酒葉(bucchya)と申します。
今週のお題、「夏物出し」ということで、自分にとっての草刈りとの付き合いについて、書きたいと思います。
皆様にとって、夏の恒例行事とは何でしょうか?
私にとっての恒例行事は「草刈り」です。
思い返すと、自分の人生には様々な意味を持つ「草刈り」があったなぁと思います。
子供時代の草刈り
草刈りの思い出として、最初に浮かび上がるのは、小学校の花壇の草刈りです。
でも、正直なところあれは草刈りというよりは「草むしり」だった気がします。
初夏頃に、サルビアの花壇をみんなで一斉にすっきりさせておりました。
思い返せば、花壇の草むしりは目標と環境という面で、子供にとって良い教育だったのかもしれません。
花壇の草むしりは、これから待ち受ける大人たちの草刈りと比べて
「刃物を使わないから安全」
「土がやわらかいから怪我が少ない」
「囲まれているので目標を定めやすい」
「大人数で一斉にやるので早く終わる」などなど、
いいこと尽くめだったように感じます。
黙々と夢中で草をむしっていると、謎の集中力と達成感を味わうことができました。
中学生、高校生時代の草刈り
小学校を卒業すると、夏場は家の庭の草刈り(枝払い)をするようになりました。
するようになったというよりは、労働力として、やらされていたという方が正しいかもしれません。
ご家庭での草刈りとなると、いろいろな道具を使うようになるもので、
剪定バサミ → 草刈鎌 → ノコギリ → ナタ → 電動枝払い機
といったように、どんどん使わされる道具が増えていったなぁと思います。
でも、少しずつ危ない道具を渡されていったのは、親の教育的な優しさなのかもしれないなと、今は思っています。
この時期を通して、「道具を使って効率的にする草刈り(庭掃除)」をする意味を学んだと思います。
大学生時代の草刈り
私は、大学の2年生から通うキャンパスが変わるという理由から一人暮らしを始めました。
大学の寮で暮らしていた私は、寮の近くで活動していた馬術部へ入部しました。
馬術部の馬小屋周りには草がもりもりと生えており、時々草刈りをして馬にあげたりしておりました。
部活ではOBの方から草刈り機の使い方を学び、自分で使いまわすようになりました。
草刈り機を使えるようになると様々なところから要望を受けるもので、知り合いの人の家に草刈りをしに行ったり、実家のお墓の草刈りをしたり、ボランティア活動として山の草刈りをすることも増えました。
草刈り機を使えるようになったことで、「誰かのための草刈り」という意味が加わったなと思います。
就職後の草刈り
就職してからも新たな草刈りとの出会いがありました。
私が就いた職場では、業務として草刈りがありました。
夏場は管理していた林道や、海岸に植栽した松苗周りの下刈りといった住民の暮らしを守る草刈りを行いました。
植栽した場所の下刈りというものは、庭掃除の草刈りとは似て非なるものです。
一番違うところは、「切らないように切る」ことです。
通常の庭掃除の草刈りはお庭をきれいにすればそれでいいので、割と大雑把にやっても一部の庭木にさえ気を配れば普通に終わります。
しかし、下刈りという草刈りについては、1辺2m間隔の格子状に植えられた細い苗木を切らないように常に気を配りつつ(苗木を誤伐しちゃうといろんな意味で大変なことになります)、なおかつ苗木と同じかそれ以上の太さの草を判別しながら切る必要があります。
切ってはいけないという緊張感と業務上は草刈りをしなければならないというストレスはなかなかなものでしたが、面積が大したことがなかったことが救いでした。
実際に山の仕事を本業にしている人はこの草刈りを何ヘクタールとやっていると思いうと頭の下がる思いです。
それとともに、早く自動運転の草刈り機や、下刈りのいらない植栽の仕組みが一般にでまわってほしいと思いました。
これからの夏に向けて
思い返すと、草刈りの種類って色々あるなぁとこの記事を書いていて思いました。
今は前の職場とは異なり、業務として草刈りをすることはありません。
しかし、この夏もプライベートな草刈り予定の場所が入ってきています。
地味で大変な草刈りですが、今後も夏になるたびに忘れないようにやっていきたいと思います。
皆様も草刈りをする際は、水分補給を忘れず、肌の露出は抑え、安全メガネを付け、人との距離を保ちつつ、安全に行ってくださいませ。
ご安全に