私と大学受験とゴミ拾い
いつもお世話になっております。
茨城県民の酒葉(bucchya)です。
今週のお題「合格祈願」ということで、私の大学受験の思い出を書きたいと思います。
みなさんは何か人生かかってたかもと思う受験の経験はございますでしょうか。
私の場合、一番印象深かったのは大学受験でした。
私は年の離れた姉が2人おります。その2人はどちらも国立大学に入っていたため、私もそのうちは大学受験をするのだろうと思っていました。
母さんや姉さんからは「家には大したお金がないんだから、行くならお金がそんなにかからない国立大学だよ」とよく言われたものでした。
なんやかんやあって私も高校3年生になり、大学受験の時期になりました。
当時、私は地元の農業等の地域の産業の役に立ちたいと思っていたため、地元の国立大学の農学部を目指して勉強を開始しました。
まずは受験科目を調べてみると、合格の配点としてはセンター試験(今の共通テスト)による加点が半分近くを占めており、あとは生物と化学と英語の2次試験で半分近くを占めるといった感じでした。
当時の私の成績は、社会(地理)と理科(生物と化学)は良くできる、数学はまあまあできる、国語はまあまあできない、英語は全然できないといった感じでした。
英語は全然できないので、こりゃもうセンター試験を頑張るしかないなということで、センター試験まではセンター試験の勉強一筋で頑張ってまいりました。
しかしセンター試験当日、事件は起きました。
センター試験は2日間に分けて行われており、1日目は社会と理科、2日目は数学と国語と英語といった感じでした。
1日目は得意な社会と理科、これは落とせないなと張り切っておりました。
そして最初のテスト、地理の時です。
私は問題を7割ほど解き終わって、いったんマークシートに解答を記入しようと思い、順にマークシートを埋めていきます。
すると、途中から問題数と解答欄の数が合いません。
そこで私は気がつきました。
どうやら私は本来解くはずだった地理Bではなく、解いても点数にならない地理Aを解いていたのです。
私の頭は真っ白になりました。
気分的には3分間ぐらい放心しておりましたが詳しくはわかりません。とりあえず、気を取りなおして地理Bを最初から解きなおすことにしました。
制限時間は1時間のうちすでに30分は経過しておりましたが、なんとか埋めようと努力しました。
結果、いつもなら8割は正解しているはずの地理が6割ぐらいの点数になっておりました。
また、次の化学でも引きずっていたのか、回答を間違った場所に記入していて、結局理科も正解数は6割ぐらいの点数になっていました。
次の日の数学、国語、英語は気分を一新していつもよりも少し良く解けたものの、全体としてはセンター試験の加点による地元の大学への合格はギリギリなラインで、英語と理科の二次試験を7~8割ぐらい正解しないと合格しなそうな感じでした。
それからは苦手な英語を含む2次試験に向けて、大学の自習室を積極的に使うなどして勉強に励みました。
2次試験当日はこれといった事件はなかったものの、7~8割は正解しないといけないという目標はギリギリであり、合格するかどうかはわからず、ハラハラするばかりでした。
もう後は神頼みしかありません。
合格発表日の当日は何かにすがる思いで朝から合格発表の時間まで近所の公園でゴミ拾いをして過ごしていました。
結果、なんとか合格しており、今に至ります。
もうあんなストレスな経験は二度と御免ですが、貴重な経験になったのは間違いありません。
もしみなさんも、やるだけやっても心配なことがあったら、近所でゴミ拾いをすることをお勧めします。
別にゴミ拾いをしたからといって、試験の合否が変わるわけではありませんが、ハラハラしているよりも人にいいことをして、自分の中で救われていた方が有意義な時間を過ごせると思います。
この記事を書いていて、そういえば最近はあんまりゴミ拾いしてないかもと思ったので、いつも自分の目に入る範囲ぐらいはゴミを拾っておこうかなと思いました。