私と豆と品種

 いつもお世話になっております。

 茨城県民の酒葉(bucchya)と申します。

 今週のテーマ「マメ」ということで、以前に枝豆について思ったことを書きたいと思います。

 

 みなさんはどんなマメがお好きでしょうか。

 私は一般的ではありますが、塩ゆでした枝豆が好きです。

 枝豆にも色々と種類がありますが、特に京都の丹波の黒枝豆(丹波篠山黒大豆)が好きです。

 何がいいかというと、まず食べ応えがありあす。比較的大きめの枝豆で、塩ゆでするとふっくら、そして豆本来のあまみが引き立つ、そんな感じです。ただし豆の色が黒いので見た目はやや悪いのですが、かなり美味しいのでお勧めです。(私は知り合いの方からいただきました。)

 

 そんな枝豆ですが、私は植物を育てるのが好きなので、自分で育てることもあります。

 ある日のこと、育てるための枝豆の種を買おうと思い、ホームセンターに行きました。

 種子コーナーを見ていると、そこには興味を引く野菜がたくさんあるのですが、特に面白いのが品種の名前なのです。

 

 例えば「苺」とかは「とちおとめ」とか「いばらキッス」、「メロン」だと「クインシーメロン」や「イバラキング」といった、その品種を作った土地の名称をもじった名前があります。また、「あまおう」とか「アンデスメロン」といったその品種の特徴を表した名前の品種もあります。

 

 枝豆に関してもそうです。育てる人が多いためホームセンターではけっこう色々な品種が置いてあります。

 そこで私の目に入ったのが「湯あがり娘」という品種でした。

 なるほど、茹で枝豆にするのに最適な品種なのかもなと思ういい名前だと思いました。一方でこういう洒落臭くてなんか小恥ずかしい名前っていったい誰がどういう思いで考えているのだろうか。そう思いつつも買ってしまったのでした。

 

 実際に育ててみると、娘と名前が付く割にはけっこう旺盛に育ち、味は名前に恥じない美味しさでした。

 

 実はどんな野菜やキノコでも品種があるものです。

 みなさんもその品種を気にすると、食べたり育てたりする時にその植物の美味しさや強みがわかり、面白さがより広がるかもしれません。

 

 おわり

 

洒落の効いた名前に惹かれて買ってしまった枝豆